この研究室が扱う媒体は水・大気・土壌・底質・固形廃棄物など多様です。対象となる汚染物質も多様です。問題の位置づけもまた多様です。そういったバラバラの研究対象を有する人間が一グループとなることで、それぞれが広い知識・視野を得て、自分の位置を再確認することが可能となります。言い換えると、難しいことをわかりやすく説明できるようになる、ということではないでしょうか。私自身は、都市活動由来の有害物質がどのような形態で存在し、どういう運命をたどり、その過程で生物にどのような影響を与え、その影響が社会にとってどういう意味を持つのか、というところに現在強い関心があります。一緒に研究しませんか？

まずは「できる」と思うところから始めるのが大事です。やってみて、できなければなぜか、どうすればできるようになるのか、を突き詰めていけば自ずと面白い研究になります。これまでの経緯に捉われず、各自のバックグラウンドや興味を取り入れつつ、一緒に新しいことに挑戦したいと考えています。私自身は、微生物群集機能を活用した工学的プロセスにおいて、どのような微生物がどのような働きをしているのか、どうすればそれを思うように制御できるのか、といったことに興味があります。