ヘリコプターを用いた視察、および現場視察と採水
- 調査員
- 本多、古米、片山、真砂、Chaminda、飛野、カセサート大学研究員
午前中は、広域の洪水の状況を把握するため、ヘリコプターを用いて上空からの視察を行いました。Bangkokを離陸し、Nonthaburi、Pathum Thani、Ayutthaya地域にかけて約90分間、上空から広域の状況を俯瞰しました。
(ヘリコプターから撮影した動画は、右上の空撮映像のリンクからご覧いただけます)
その後、バンコク市内にてカセサート大学およびDon Mueang空港沿いの幹線道路を視察し、3か所で洪水試料を採取しました。
上の地図にて調査地点と水質情報(大腸菌群数とアンモニア濃度:糞便による汚染の指標)を確認できます。
※調査地点のマーカーをクリックすると、その地点で撮影した写真が表示されます。地図左下のリストボックスから水質項目を選択し、[表示]をクリックすると、対応する水質情報の画面に切り替わります。地図内のマーカーをクリックすると、その地点での測定結果が表示されます。
<ヘリコプターからの俯瞰>
上空からは、バンコク市内ではところどころで浸水している個所が見られたが、洪水の水は徐々に引き始めていることがうかがわれた。Ayutthaya遺跡ではほとんど乾いていた。Nonthaburi、Pathum Thani地域ではまだ浸水している個所も多かった。
<現場視察>
Don Mueang空港前ではまだ道路内に洪水が溜まっており、ポンプを用いた排水を行っていた。幹線道路沿いの2地点(地点A、地点B)およびカセサート大学付近の運河(地点C)で採水を行った。いずれの地点も2週間前の第一回調査時は浸水していたが、地点Aおよび地点Cでは12月4日の時点ですでに洪水は引いていたため、近傍の運河より採水した。
Bang Khen station付近での洪水の痕跡
Don Mueang空港付近でのポンプによる排水
道路上に水上トイレが放置されていた
地点A
地点B
地点C